赤字夕張 市議も「戦犯」(3/6朝日新聞) 
岸和田市、第2の夕張市か?
  
市民1人43万円払いますか?

町づくり市民ネット代表 ゆきひろ(岸和田市)

 「やっと明らかにしたか」という気持ちです。
 「岸和田市の財政がピンチ」(1月3日付広報きしわだ)他人事のような記事の書き方に気分を悪くしながらも読んでみると、情報が完全に公開されていないことに気がついた。「市債残高と設備整備の状況」というグラフがありましたが、要するに市民の借金と貯金でこれだけの設備を作りましたということ。
 皆さんに分りやすく説明します。平成2年よりたて続けに……、だんじり会館・自然資料館・市民病院新設・総合体育館・保健センター・森やかの郷・波きりホール・宮の池公園・岸貝清掃工場新設。以上の建設総額、約953億円、国・府の補助は約150億円。貯金の取崩しは17億1000万円。差引約801億円の借金が残りましたが、当然、利息がかかります。広報による17年度返済残金は872億円です(90%の借金で建設)。この時点で、乳児から高齢者まで1人43万円の借金です。さらに建物には管理運営費、事業費が必要となります。
 年間総額26億1000万円。市民1人毎年1万3000円強の支払いが、建物が存在する限り延々と続きます。今後、修繕等で増えることがあっても減ることを期待することはできません。
 ここで問題です。
 平成2年(1990年)といえば、ご存知のバブル経済が破綻することが十分に予測された年です。さらには、平成5年(1993年)はすでに景気の低迷がはっきりと現れた時期でもありました。
 市民病院・体育館・保健センター・森やかの郷・波きりホール等、将来の借金返済計画も充分に検討せず、「国が一部負担してくれる」という口約束で計画をすすめた市の責任は重大です。莫大な借金は、市の収入の2倍の借金です(市の収入は450億程度です)。
 余談ですが、私は2001年には「波きりホール」をはじめ大型公共工事によって財政破綻が来ると訴えましたが、その時の反応は「ええ建物できて、よかった、よかった」と……。将来を見据え、本当に市民が必要とする政策を実行する勇気をもたないと、第2の夕張市になりかねません。今こそ大胆な変革が求められます。

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